2015
11/25

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チーム医療における役割

医療の現場において医師、看護師、薬剤師が中心となって患者を中心として考えて治療を行っていくというチーム医療が重要視されるようになっています。診断と治療の専門家である医師が患者の持つ病気に対して医療を施していく中心になることは言うまでもありませんが、看護師や薬剤師がそのサポートを行うのではなく、それぞれの立場から専門家として患者のために最善を尽くしていく医療体制を築くということがその根底にある考え方です。チーム医療の実現にはこの三者が不可欠であり、看護師となる場合にはその役割を果たせるようになることが一人前になるということに繋がります。

看護師の役割として重要なのは、患者と医師や薬剤師の間に立つ人材となることです。患者に良い看護師と言われるような存在になることによって、患者と心から向き合って話ができるようになるということが望まれます。そういった近い距離に立つことができるのは医療に携わる人の中でも看護師だけであり、普段から患者にとって身近なところにいるからこそできる仕事といえるでしょう。良い看護師と言われるようになるためには患者に安心感を与えられる人であると共に、笑顔をもたらせられる人であるということが大切です。特に入院患者にとっては家族以上に会って話をする機会が多い相手であるということも多く、たとえちょっとした世間話であっても喜んでしてくれるというだけで力になることが多々あります。そういった身近な存在として、患者に安心と笑顔を与えられるようになることが求められるのです。